空の鳥は小さくても、お守りなさる神さま
わたしたちは小さくても、おめぐみなさる神さま
幼稚園で毎日のように歌ったこども讃美歌です。
私は石川県金沢市にある北陸学院第一幼稚園に通っていました。昔は2年保育が一般的でした。
4歳児の白すみれ組の平岩先生がピアノを弾いて「空の鳥は」を歌いました。この歌が好きで、歌っているときは居心地がよかったことを今でも覚えています。
年長のばら組の金藤先生のこともよく覚えています。
3年前、金沢の松井澪子先生のピアノ発表会50回記念に伺いました。
何十年ぶりに金沢を訪れることができましたので、昔通っていた小学校や幼稚園のあった場所に行ってみました。北陸学院第一幼稚園の跡地は、「金沢市ふるさと偉人館」になっていました。中原中也展が開かれていて、中原中也が幼稚園の先輩だったことに気づいて、うれしくなりました。
大学生に、幼稚園のこと、その時歌った歌を覚えているかどうか、訊いてみると、半々ぐらいで「覚えてる」という返事です。何人かは、全然覚えてない。何人かは鮮明に覚えてる。
私の場合は幼稚園で先生がピアノを弾いてみんなで歌った記憶は、記憶の中でも一番古い、と言うのか、一番小さい時の思い出です。
あの歌は優しくて、きれいな曲でした。
今、幼稚園や、保育園の先生になるためのピアノのレッスンを続けていることの原点です。