6月頃から五十肩になってしまい、不便な日々です。
いわゆる急性期は過ぎたようで、何もしなくても痛いということはなくなりました。
でも左腕の可動域はかなり狭く、広範囲に素早く動かす曲は弾けなくなってしまいました。
発表会で弾いていたショパンは、左手ができる範囲の曲です。
やむを得ず、伴奏を辞退したり、代演をお願いしたりしました。
発表会に参加する予定で練習していたOさんも、8月の後半「手根管症候群」という症状で弾けなくなってしまいました。
左手のサポーターが痛々しい感じでした。
五十肩になると、うっかり、とっさに動かせる範囲の外に手を伸ばして、激痛が走ることがあります。自分で気をつけるしかありません。
自分で気をつける、というのは大事です。気をつけるために「ゆっくり動く」。
他にも自分で気をつけるために思いついたことがあります。
例えば電車が急に揺れた時、とっさに左手でつり革とか、棒につかまろうとしたりしたら、大変です。ものすごい痛さ。
なので、とっさにどこかにつかまろうとしないように、左手にハンカチとか、何か持っていることにしました。
で、右手に何も持っていなければ、右手で何とかしよう、とするはずです。
これまで、無意識だった左手の役割について、気づかざるをえなくなりました。
伴奏の仕事をしているので、左手で譜めくりができないということが、かなりこまります。
右手だけで譜めくりをするということは、場合によって、大事な音が欠けることが増えてしまいます。
左の低音を弾いて、ペダルを踏んでおいて譜めくりする、という無意識の一連の動作が全く無理になり、譜めくりを減らすためにピアノ伴奏のパート譜を作ったり。
早く治すように、いろいろな人のアドヴァイスを聞きながら、頑張ろうと思っています。