9月16日にフィレンツェに着きました。
翌日は、午後から演奏会場のサン・フィレンツェ教会で練習がありましたが、午前中に市内を観て歩きました。
ヴェッキオ橋からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥーモ)へ、ジョットの鐘楼の階段を登りました。
1334年~1387年に造られた鐘楼。建築家ジョットが着工し、弟子に引き継がれ完成したため、層ごとに様式が違っています。414段の階段を必死で登り、フィレンツェの景色360度一望することができました。
サン・フィレンツェ教会での演奏会。石で造られた天井の高い教会の響きは、人工的に設計できないように感じます。長い歴史と、人々の信仰が響きをつくっているような気がするからかもしれません。ピアノは古いヤマハ製で、今回の3回の演奏会は、いずれも日本製のピアノ(ヤマハとカワイ)でした。イギリスでも、オーストリアでも日本製のピアノに出会わなかったので、ヨーロッパでも国によって楽器の事情が異なることがわかりました。