楽譜作成ソフト フィナーレ

文書作成ソフト(ワープロ)、WORDのように、楽譜をつくるソフト(ノーテーショソフト)「フィナーレ」。

 

以前は五線紙を買ってきて使い、その後インターネットで五線紙を探してプリントしたり、コピーしたりしました。最初に使った楽譜作成ソフトはPRINT MUSICと言って、今使っているFinaleの廉価版でした。

それまでの手書きとは違い、間違えたところを消しゴムで消して、周りもぐちゃぐちゃになるとか、たとえば8小節を移動したいから全部書き直すとか、そういうことがなくて便利だということを痛感しました。

 

ワープロと同じです。手書きの味はありません。バッハや、モーツァルト、ベートーヴェンの自筆譜を見るとき、偉大な作曲家の自筆譜の美しさが記憶に残ります。模様としてもきれいなので、スカーフや、傘、トートバッグ、Tシャツなど様々な楽譜グッズにもなっています。演奏のために時々現代曲の作曲家の手書きの譜面をいただくと、その楽譜の書き方が個性的で面白いし、繊細な音楽を生む譜面が繊細に書かれているとは限らないということに出会えたりします。

楽譜作成ソフトはそういう面白さをなくしてしまいますが、それでもこの便利さをさらに便利にしたく、PRINT MUSICからFinaleにアップグレードしました。小節の途中で音部記号を変更できなかったことが何回か気になったことがきっかけで。使い勝手が変わると面倒かな、という心配は不要でした。今まで作った譜面も編集できて、さらに複雑な作業もできるようになりました。

 

子どもたちは、テレビなどで聴いた曲をピアノで弾きたい、連弾で弾きたい、と言いますが、市販の楽譜、ネット上の楽譜で必ずしも弾けるとは限りません。技術的に難しすぎたり、逆に簡単にアレンジしすぎてあってつまらなかったり。弾きたい曲の楽譜がない場合もあります。その時はyou tubeなどで曲を探して楽譜をつくります。

自分の伴奏の仕事に編曲を要することもあります。Finaleのおかげで、楽譜つくりは楽になりました。プレイバック機能もあって、間違い探しも楽にできます。この便利さこれからもレッスンの役に立つように使っていきたいと思っています。